サッカー天皇杯 ヴィッセル神戸と対戦へ 鈴鹿PG

中根勉
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 【三重】サッカーの天皇杯全日本選手権で、鈴鹿ポイントゲッターズが16日、J1のヴィッセル神戸を相手に2回戦に挑む。チームを率いるのは、女性指導者として注目されるミラグロス・マルティネス・ドミンゲス監督(36)。「もちろんヴィッセル神戸は強いが、相手が強いほど私のチームの可能性も引き出されるはずだ」と闘志を見せる。

 Jリーグ、JFLを通して初の女性監督として、2019年から鈴鹿で指揮を執る。5月23日にあった天皇杯1回戦で勝利し、天皇杯で勝ち星を挙げた初の女性監督にもなった。

 母国のスペインでは選手(DF)としてプレーした後、女子チームの監督などを務めてきた。鈴鹿の監督就任当初、選手たちには女性が監督になることへの不安もあった。だが、自主的な判断を尊重してくれる姿勢や、「負けたときは私の責任。縮こまるのではなく楽しんでプレーしなさい」という前向きな指導で、次第に信頼関係が築かれた。

 一方、2回戦で対戦する神戸には、ミラ監督と同じスペイン出身のアンドレス・イニエスタ・ルハン選手(37)が所属。スペインのFCバルセロナやワールドカップ代表チームでも活躍した名選手だ。2人は本国では一度あいさつを交わした程度だが、ミラ監督の来日直後、スペイン記者団が2人の対談を企画し、日本の生活などについて親しく語り合ったという。

 ミラ監督が1回戦の後、ツイッターで「次はイニエスタ選手がいる神戸との戦い」とつぶやいたところ、本人から「スタジアムで会いましょう」と返信があったという。

 「彼はスペインでは伝説的な選手。プレーが見られるなら夢のようなことだ。私たちがベストの試合をすれば、彼の出場もあるだろう」。2回戦はノエビアスタジアム神戸で午後6時、キックオフを迎える。(中根勉)