16年務めた市長「次にバトン」 過去に多選禁止を提案

高橋孝二
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 岡山県玉野市の黒田晋(すすむ)市長(57)は15日、次期市長選(10月10日告示、17日投開票)に立候補せず、4期目の今季限りで退任すると表明した。市議会本会議の一般質問に対し、「玉野市に対し強い思いを持つ方にバトンをお渡しし、市政運営を続けていただくタイミングが来ている」と述べた。

 黒田市長は衆院議員秘書や市議などを経て、2005年に初当選。2期目の10年3月市議会に、自らの任期を3期12年を超えないとする条例案を自ら提案したが否決された。この日、市議会や記者会見で当時と思いは変わっていないとして、「市長たるものは一定の期間で(任期を)とどめるものではないか」「次の方にバトンを渡すべきだ」と述べた。

 4期16年を振り返り、基金残高が増え、市内では消防庁舎や給食センターなどの整備が進められるようになるなど「形が見えてきた」と強調。一方、市役所の老朽化や、解体撤去された市民会館の建て替えが課題として残ったと述べた。

 市長選には県立大副理事長などを務めた無所属新顔の柴田義朗氏(59)が立候補の意向を表明している。(高橋孝二)