藤田晋氏、Mリーグの制度変更は?「複雑にしたくない」

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高津祐典
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 麻雀(マージャン)のトッププロ選手がチーム対抗で競う「Mリーグ」は、EX風林火山が初優勝を飾って3年目のシーズンを終えた。試合がある日はMリーグがツイッターのトレンドワードになり、試合を中継するABEMAの視聴数は100万をこえるようになった。

 なぜ人気を集めることができたのか。今後のドラフトや、最終戦に優勝の可能性がなくなったチームはどうするべきなのか。藤田晋チェアマンに話を聞いた。

 ――今季のMリーグ、記憶に残る対局は。

 記憶に残るというと、近藤さん(近藤誠一選手=セガサミーフェニックス所属)がオーラスに倍満をあがって、4着から1着になった対局です。負ければレギュラーシーズン敗退が濃厚になる一戦で、あれは見ていて泣けるような雰囲気でした。

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逆転の倍満をあがり、額に手をあてる近藤誠一選手=ABEMA提供

 足切りのレギュレーション(レギュラーシーズンで敗退するチームが生じる)が緊張感と感動を生むというか。みんなそこに注目するので。麻雀は打てなくなるのが一番つらいんです。打っているときは何が起こるかわからないと思っていられます。

 レギュラーシーズンの足切りの緊張感が高まっている場面で、オーラスで4着から1着。プレッシャーをはね飛ばした。運にも左右されるもので結果を出したというのが、共感を呼んだんじゃないでしょうか。

 いつも仕事などでMリーグを見る時間が遅くなるので、ネタバレしないように気をつけて、帰宅してから家でタイムシフトを見てます。この対局もたしか結構な深夜に見ていて、泣けました。

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倍満をあがった近藤誠一選手。裏ドラがのれば倍満だったので、裏ドラをめくる手が震えていた=ABEMA提供

 ――震えているのを見て、胸に迫るものがありました。

 トップレベルのプロが震えたり、泣いたりする。どれだけのことをやっているか、初心者のユーザーにも表現できて、よかったと思います。

 ――普段は、どんな立場でMリーグを見ているのでしょうか。

 チェアマンと渋谷アベマズの監督の兼務をしているのは、ガバナンス的に良くないのは百も承知なのですが、やむなくそうしています。Mリーグを日々見ている時は、完全にアベマズの監督の立場で見ています。全ての試合のスターティングメンバーは、僕が決めて選手に伝えてます。

「選手として出たい思いは?」「チームメンバーの固定化への考え方は」「優勝の可能性がなくなったチームの戦い方は」--。記事後半では、そんな質問に藤田チェアマンが考えを語っていきます。

 ――ファイナルは多井隆晴選手の連投になりました。監督として、どんな狙いだったのでしょうか。

 もう最後は、プロ野球でいえ…

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