五輪合宿、受け入れる自治体 「毎日PCR」交流は断念

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柳川迅 佐藤孝之
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 新型コロナウイルスの影響で、東京五輪パラリンピックに出場する海外選手団の事前合宿を受け入れるホストタウン事業を断念する自治体が全国で相次いでいる。福井県内ではホストタウンに登録している5市町のうち3市町がすでに中止を決定。福井市はPCR検査など感染対策の徹底と交流事業の縮小などをしたうえで受け入れる方針だ。

 スロベニアのホストタウンとなっている福井市は、事前キャンプを受け入れる方針を固め、事業費を約5400万円増額する補正予算案を開会中の6月定例市議会に提出している。男子バスケットボール代表が世界最終予選リトアニア大会(6月29日~7月4日)で優勝し、五輪出場が決まれば、7月中旬ごろ選手ら計約30人が市内に滞在する。

 市は国の方針に沿い、選手とスタッフ、接触する市職員、移動に使うバスの運転手については毎日PCR検査をする。滞在する市内のホテルと練習場所となる県営体育館などの職員も4日ごとに検査を受ける。五輪とパラリンピックを通じて延べ540人のPCR検査を想定しており、市教委スポーツ課の担当者は「国の指針に従った感染防止策を採り、受け入れ準備を進める」と話している。

 当初は選手たちが小中学校を訪れるなどの交流事業も想定していたが、感染防止のため、直接的な接触のある事業は中止した。代わりに市内の小学校の児童が書いた寄せ書きを練習場所に掲示する予定だ。

 市はスロベニアパラリンピックの選手も受け入れる。車椅子の男子円盤投げ選手が出場を決めていて、県営陸上競技場で8月に事前合宿をする予定だ。今後出場選手が決まる自転車競技や競泳でも、スロベニアの選手が選ばれれば市内で合宿をする。選手団は最大でも10人程度の見込みだ。(柳川迅)

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