東京に負けてられへん 上方落語有志が9時間ライブ配信

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篠塚健一
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桂米紫(右)と桂弥太郎。「上方落語は派手。配信に向いていると思います」=2021年6月10日、大阪市北区
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 緊急事態宣言下で、しゃべりの場を奪われた上方の噺家(はなしか)有志が集結する。その数あわせて24人。9時間に及ぶ落語会をライブ配信し、関西の底力を示す。

後れをとった上方

 「つらさは表には出せません。でも精神的に落ち込んでいる噺家は多いと思う」。

 そう話すのは呼びかけ人の一人、桂米紫(べいし)。エネルギッシュな芸風で繁昌亭奨励賞などの受賞歴も持つが、5月の高座は1回だけ。それも無観客配信だった。「ギャランティーを見るのが怖い」と、笑顔の奥に本音をのぞかせる。

会場でも!配信でも! 上方落語大リモートまつり 梅田で9時間落語会

6月24日、大阪市北区の梅田Lateral。1部(午後1時、3千円)▽2部(午後4時、2千円)▽3部(午後7時、1千円)で通し券5500円。会場では1オーダー(500円以上)要。米紫落語会事務局(beishi-katsura@softbank.ne.jpメールする)。

 刺激を受けたのは、東京落語界の動きだった。寄席を支援するクラウドファンディングを始めるや、わずか4日で5千万円を集めて話題になった。

 「転んでもタダでは起きない東京。上方は完全に後れをとった。でもこんな時だからこそやれることがあるんとちゃうか」

後半の記事

コロナ下で見つめ直した上方落語のキャラクターの魅力について語ります。

 そこで、後輩の桂吉の丞、桂…

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