NY州、コロナ規制ほぼ解除 成人の70%ワクチン接種

ニューヨーク=中井大助
[PR]

 米ニューヨーク州のクオモ知事は15日に記者会見し、新型コロナウイルス感染防止のために実施していた、企業や集会に関する州の規制をほぼ全面的に解除すると発表した。州内の成人の70%が、ワクチンを1回は接種したためで、即日実施される。クオモ氏は「我々が元々知っていた生活に戻ることができる」と語った。

 解除されるのは、オフィスや飲食店などに対し、人数を制限したり、消毒を義務づけたりする規制。5千人以上が集まる屋内イベントは引き続き、人と人の間の距離を保つことやマスク着用が必要だが、参加者がワクチン接種を証明できれば、緩和できる。また、米疾病対策センター(CDC)の規制に従い、公共交通機関や医療施設などでのマスク着用義務は続く。

 ニューヨーク州は昨年3月に感染が爆発的に広がり、企業などに対して多くの規制を導入した。しかし、今春以降はワクチン接種が行き渡り、ニューヨーク・タイムズによると、州内の感染者数は直近7日間で1日平均470人まで下がっている。クオモ氏は会見で「今日は重大な日だ」とし、15日夜には州内の10カ所で花火を打ち上げて祝うと明らかにした。

 ジョンズ・ホプキンス大のまとめによると、米国は15日までに、新型コロナの感染者が3348万人超、死者が60万人超となり、ともに世界最悪だ。ニューヨーク州は感染者が210万人超、死者が5万人超となっている。(ニューヨーク=中井大助