マスクつけ肉体労働、熱中症注意 学会「対策見直しを」

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野口憲太
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 日本救急医学会は15日、新型コロナウイルス感染症の「第2波」とピークが重なった昨夏の熱中症について、分析結果を公表した。マスクを着けた人の熱中症は、肉体労働中の発生が多かったことがわかり、学会は暑さが本格化する前に対策を見直すよう呼びかけている。

 昨年7~9月に、全国の救命救急センターなど143施設で、熱中症と診断された約1千人について調べた。このうち0・5%(5人)が、搬送後にPCR検査などで新型コロナ陽性と判定されていた。

 熱中症の約半数は屋内で起き、高齢者が多いなどの全体的な傾向は、2019年と比べて大きな違いはなかった。

 発症時のマスクの有無が判明した例をみると、マスクをつけていた人では肉体労働などが約6割を占めたのに対し、マスクなしの人では3割ほどだった。学会の神田潤医師はマスク着用時の熱中症について、「労働環境での対策の見直しなどを、本格的な夏になる前に、ぜひやっていただきたい」と話した。

 また学会では、熱中症の重症…

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