「理不尽な経験生きる」社員ラガーが代表入り、世界へ

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野村周平
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 ラグビー日本代表のフランカー小沢直輝(32)=サントリー=は、欧州遠征(26日に全英・アイルランド代表ライオンズ、7月3日にアイルランド代表と対戦)に参加する36人で数少ない社員選手だ。首都圏の酒販店や飲食店の営業担当で、「お得意先としっかり向き合うことを大事にしている」という。

 国内ラグビーのトップ選手は事実上のプロとして競技に専従する例が年々、増えている。そんな中、社業と両立しながら小沢は代表の座を勝ち取った。

 忙しい日々だ。5月23日、トップリーグ決勝でパナソニックとの激戦にフル出場。翌日は東京都内で代表チームのミーティングに出た後、約1カ月の遠征に備えて、会社で引き継ぎ業務を始めた。その後も社内外へあいさつ回り。家族とゆっくり晩ご飯を食べられたのは、大分での代表合宿の合流前夜だったという。

 神奈川・桐蔭学園高から慶大を経てサントリーへ。肉弾戦の先頭で体を張るフランカーとして、182センチの身長は国際レベルでは大きくない。それを補って余りあるのが、運動量と仕事の質。ボールを持つ味方が自由に動けるように密集で泥臭いプレーをこなす。2017年以来、4年ぶりに小沢を招集した日本代表のジョセフヘッドコーチは「トップリーグでいい活躍をしていた。安定感があるし、ハードワークできる」と期待を込める。

得意先に怒られて…

 遠征中の仕事を引き継いだの…

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