電子ゴミ、1800万人の子どもらが処理 WHOが警告

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ローマ=大室一也
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 世界保健機関(WHO)は15日、パソコンや携帯端末など電子機器のゴミ「電子廃棄物」が、子どもや女性などの健康に与える影響を調べた報告書を発表した。世界中で1800万人超の子どもや若者、1290万人の女性が、公に認められていない処理施設などで電子廃棄物処理に従事し、有害物質にさらされていると指摘した。

 報告書によると、子どもは大人に比べ手が小さく手先が器用で、電子廃棄物から部品などを取り出しやすく、保護者らが電子廃棄物のリサイクルで働かせることがあるという。また、水銀や鉛といった毒性の高い物質は子どもの知能に害を及ぼしかねないが、こうした物質があるリサイクル施設近くで暮らし、学校に通い、遊び場がある子どももいるとされる。

 妊娠中の女性は、毒性のある電子廃棄物にさらされると、胎児の健康や発達に生涯にわたって影響し、死産や早産、未熟児の場合もあるとされる。子どもに対して、呼吸器への影響、DNAの損傷、甲状腺機能の障害などが起きる可能性もあるという。

 2019年の電子廃棄物は5…

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