放火殺人事件を巡る報道 NHKの番組がBPO審理入り

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 宮崎市で昨年3月、住宅火災で男性2人の遺体が見つかり、うち1人がもう1人の被害者男性に火を付けたとして殺人などの容疑で書類送検(その後容疑者死亡で不起訴)された事件を報じたNHKの番組について、放送倫理・番組向上機構BPO)の放送人権委員会は16日、審理に入ると公表した。

 BPOによると、NHK宮崎放送局は昨年11月20日の番組「イブニング宮崎」で「警察では2人の間に何らかの金銭トラブルがあり(略)殺害した疑いが強まったとして」書類送検する方針と報じた。被害者の弟が「兄にも何らかの原因があったのではないかとの印象を抱かせ、被害者である兄の尊厳が傷つけられた」としてBPOに申し立てたという。

 NHKは朝日新聞の取材に「取材で知り得た客観的事実をもとに伝えており、問題はなかったと認識している」と説明している。