高齢者の転倒に理解を、リハビリは継続して 学会が声明

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編集委員・辻外記子
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 日本老年医学会と全国老人保健施設協会(全老健)は、介護施設内での転倒に関する声明をまとめた。対策をとって予防しても、一定の確率で高齢者の転倒は発生するとし、生活機能を維持するためのリハビリは継続するよう求める。転倒は加齢に伴う老年症候群の一つだと入所者の家族らに伝え、理解を得ておくのが望ましいとする。

 高齢者の転倒リスクは、筋力や視力の低下など身体機能の変化や、滑りやすい床や慣れない施設のトイレといった住環境など様々な要因で高まる。転倒によって命に関わる頭のけがや、歩行困難になる足の骨折にもつながる。

 声明によると、国内で介護が必要になる原因の3位は「骨折・転倒」。世界7カ国の施設入所者(平均年齢80歳以上)を対象にした研究を分析すると、100人が入所する施設では40人程度が1年間に約5回転倒し、うち約10人が骨折するなどしている。

 声明は、転倒で骨折したり外…

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