住宅火災、「鎮火」10日後に4度目出動 「煙出てる」

嶋田圭一郎
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 愛知県知多市つつじが丘1丁目で3日午前11時40分ごろ、木造2階建ての住宅から出火し、全焼した。市消防本部が約1時間40分後、鎮火を宣言した。だが4、5両日に加え、10日後の13日にも「煙が出ている」などと119番通報が入り、消防が異例の警戒を続けている。

 「40年勤めているが、異例中の異例だ」。現場指揮に当たった岡戸久和消防署長は戸惑う。4、5両日とも早朝に「赤いものが見える」「煙が見える」と通報が入った。水をまくなどの処置をとり、2時間おきに巡回した。落ち着いたかにみられた13日も午前4時45分ごろ、「煙が出ている」と通報があり、堆積(たいせき)物の一部を掘り起こして水をかけた。16日も巡回を続けている。

 岡戸署長は「焼け落ちた堆積物が多く、奥の奥で火の根が移動したのかもしれないが、10日後というのは経験ない」。再び火災になる恐れはないとみられ、堆積物も近く撤去される見通しだが、「不安を解消するため地区には警戒を当面続ける考えを伝える」としている。(嶋田圭一郎)