「法適用に誤り」、一審判決破棄 覚醒剤事件で福岡高裁

布田一樹
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 覚醒剤取締法違反の罪に問われた女(59)を一部執行猶予付きの有罪判決とした2月の福岡地裁田川支部の判決について、福岡高裁(根本渉裁判長)は16日、「法令適用の誤りがある」として破棄し、懲役3年、うち6カ月は2年間の保護観察付き執行猶予とする有罪判決を改めて言い渡した。

 一審判決によると、女は昨年7月と10月、福岡県川崎町の自宅で覚醒剤を使用したり所持したりした。地裁支部は懲役3年6カ月、うち6カ月は2年間の保護観察付き執行猶予とする判決を言い渡した。

 刑法では、一部執行猶予は3年以下の懲役または禁錮の判決の場合に付けることができると定めている。このため、検察側と被告側の双方が法令適用の誤りなどを主張し、控訴していた。

 地裁は「法令適用の誤りを理由に原判決が破棄されたことは遺憾である。今後このようなことがないよう再発防止に努めたい」とコメントした。(布田一樹)