食品、脱臭機…偽事務所で商談、「民泊に卸す」と詐取か

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 「開業予定の民泊に商品を卸す」とうそをつき業者から商品をだまし取ったとして、警視庁は16日、男4人を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 業者を狙った「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で、男らは商品を転売していたという。警視庁は男らが福岡や兵庫、東京など十数都県の約30社から少なくとも計約1億円相当の商品を詐取したとみている。

 逮捕されたのは、いずれも職業不詳の塚本勉(76)=東京都江東区=、浜元治正(82)=横浜市=、植田拓也(31)=千葉県習志野市=の3容疑者と、無職の工藤博容疑者(57)=東京都中野区

 4人の逮捕容疑は2019年9月下旬~11月下旬、東京都の設備機器の卸会社や海産物の販売会社、茨城県の鶏卵会社にうその法人取引を持ちかけ、大量の脱臭機や冷凍食品、卵など(計約2400万円相当)を詐取したというもの。

 4人は「チャンネル・ヴイ」という実体のない卸会社を名乗っていたとされる。「電化製品」「海産物」などグループ内で担当を分けて業者に電話をかけ、「新しく開業する民泊施設で商品を取り扱いたい」などと説明。都内に用意した偽の事務所で商談するなどして信じ込ませ、指定の倉庫に商品を納入させていたという。