クラスター収束から1年 札幌の介護崩壊の教訓とは

有料会員記事新型コロナウイルス

聞き手・芳垣文子
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 新型コロナウイルスに感染した入所者17人が死亡した札幌市介護老人保健施設「茨戸(ばらと)アカシアハイツ」のクラスター(感染者集団)の収束から間もなく1年。介護崩壊を経験した現場では、教訓を生かして感染対策を徹底し、収束後に感染者は出ていないという。運営法人で危機管理対策本部副本部長として対応に当たった渡辺一史さん(49)=特別養護老人ホーム「福寿園」施設長=に聞いた。

 ――感染拡大時はどんな状況だったでしょうか。

 施設全体が汚染エリア(レッドゾーン)になっており、体調不良で出勤できない職員が相次ぎました。同居家族への感染を恐れて、自宅に帰らずに車で寝泊まりする職員もいました。

 防護服も不足しました。専門家の助言でウイルスが不活性化する期間を待ち、中4日空けてやむなく使い回しました。指揮命令系統が混乱し、情報が入り乱れていました。

 ――どのような支援が入りましたか。

 市保健所や国立感染症研究所

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