外気24度、40分後は車内45度に「子を残さないで」

坂田達郎
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 過ごしやすい気候でも、車内の温度は40分間で45度近くに――。日本自動車連盟(JAF)山形支部が山形市内で実験をした。車内に取り残された幼い子どもが熱中症で亡くなる悲劇が繰り返されるなか、本格的な暑さ到来を前に注意を呼びかけている。

 実験は5月31日午前11時45分から1時間、山形市小立2丁目のJAF山形支部駐車場で実施。晴れ時々薄曇り、気温23・6~24・1度で適度な風が吹いていた。直射日光が当たる場所で車のエンジンを止め、窓ガラスをすべて閉めた。

 大人が座った頭の高さで測ったところ、当初は25・3度だった車内温度は10分後に30度を超え、30分後に39・5度に。40分後には44・7度になり、10分刻みの計測では最も高かった。ダッシュボードの表面温度は74・1度になっていたという。

 環境省気象庁は今年から熱中症警戒アラートを始め、熱中症の危険性が高くなれば発表する。JAF山形支部は、アラートが出ない気候でも車内は危険な暑さになることを知ってもらおうと初めて実験した。担当者は「特に乳幼児は体温調節がうまくできない。『少しの時間だから』と車内に残すようなことは絶対にやめてほしい」と話す。(坂田達郎)