県内でも職域接種承認 県東部に集中も

新型コロナウイルス

清水優志
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 【島根】新型コロナウイルスワクチンを職場などで接種する「職域接種」の申請が、県内でも進んでいる。国に承認されたのは、県東部の5件(16日午後2時時点)。1千人以上に接種できることなどの条件があり、単独では申請できない中小企業も多い中、工夫で条件を達成したケースもある。

 県によると、これまでに県内から6件の申請があり、「島根富士通」(出雲市斐川町三絡)や「イズミ ゆめタウン出雲」(同市大塚町)など5件が承認された。島根富士通は7月上旬をめどに、工場に勤務する同社や関連会社の約1300人を対象に接種を予定しており、担当者は「社員の健康確保とともに、自治体の負担も軽くしたい」と狙いを説明する。

 他の企業や団体でも、6月下旬~7月上旬ごろに1回目の接種が始まる見込みで、米モデルナ社製のワクチンを使用する。

 ただ、申請はいずれも県東部の企業や団体で、県西部はゼロ。1千人以上の接種や、医療従事者、会場を自ら確保することなどの条件があるためだ。

 そんな中、生徒と教職員で400人ほどしかいない出雲医療看護専門学校(同市今市町)も申請し、承認された。市内の専門学校2校や私立高校、保育園にも参加を呼びかけたほか、同居家族も対象に広げることで、国が示す基準の1千人以上をクリアしたという。笠原良亮・事務課長は「地域で連携することで、1千人以下の団体でも職域接種ができる」と話す。

 県感染症対策室の担当者は「県西部からも相談はあるが、国の示す1千人を満たす事業者が限られる。申請には、地域や似た業態の事業者での調整が鍵となる」と話している。(清水優志)

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