駅伝の新星は王道でなく、なぜ「異色のレース」選んだ?

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辻隆徳
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 28回の障害物に、7回の水濠(すいごう)を越える……。陸上の中長距離種目の中で異彩を放つ競技が3000メートル障害だ。男子は1900年パリ五輪から導入された伝統種目だが、決してメジャーとは言えない。そんな種目を主戦場にする19歳が、東京オリンピック(五輪)代表が有力視される三浦龍司(順大2年)。5000メートルや1万メートルに出場する選手が多い中、駅伝界の新星はなぜ、この種目を選んだのか。

全日本で区間新の期待の星

 5月9日、東京・国立競技場で開かれた五輪テスト大会。「異色のレース」と三浦自身が表現する3000メートル障害で、18年ぶりに日本記録を更新した。

 残り1000メートルで集団から抜け出す。マークしたのは、8分17秒46。東京五輪の参加標準記録8分22秒00も5秒近く上回った。

 「スパートは自分が磨いてきたところ」と三浦は振り返る。昨年の全日本大学駅伝でも1年生ながら1区(9・5キロ)を走り、ラストスパートを決めて区間最高を獲得した。自分の長所のひとつをトラックでも生かした形だ。

小中学生時代に見せた強み

 「他の種目と比べたらまだまだ知られていない」と三浦自身が認めるように、陸上の中でもマイナーな種目。出会いは、小中学生時代に所属した陸上教室にあった。

 三浦が小学1年から中学まで…

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