クラシックに新風を 日本のモーツァルト育てる秘策

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聞き手・石合力、写真・水野義則
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 作曲当時のオリジナル楽器を使った演奏にこだわり、チェロ奏者、指揮者として活躍する鈴木秀美さん(63)。今年4月、神戸市室内管弦楽団の音楽監督に就任した。創立メンバーでもある生まれ故郷の楽団にどんな響きをもたらすのか。

 ――4月の音楽監督就任演奏会では、(大バッハの次男)C・P・E・バッハ、ハイドン、そしてベートーベンの曲を取り上げました。

 「団員はいま20人。演奏会では、管楽器奏者などをトラ(エキストラ)で外部から呼ぶことが多い。まずは全部のパートをちゃんとそろえて二管編成(管楽器の人数が各楽器2人)という形を整えるのが急務です。二管編成なのでレパートリーは古典派から初期ロマン派が中心になります。古いタイプの金管楽器やティンパニも使う。陳腐な言い方ですけれども、よく知られた曲を新鮮な音でお届けしたい。クラシック音楽をつまらなくするのには何の苦労も要らない。3秒でつまらなくなります。面白くするのはそう簡単じゃないけれど、1回覚えるとやめられなくなる」

 ――退屈かと思っていたハイドンの曲がまさに新鮮に聞こえました。

「日本のモーツァルト」を育てるために必要なことは。楽団が市民に親しまれるためには。鈴木さんが語ります。

 「古典派では絶対、ハイドン…

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