脱税総額14億円 土のうや紙袋に現金 大阪国税局査察

徳永猛城
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 大阪国税局は17日、2020年度に査察部が強制調査を終えた脱税事案は27件で、脱税総額14億5300万円だったと発表した。悪質性が高い20件(脱税総額11億7300万円)について、検察庁に告発した。

 国税局は、消費税の不正事案や海外に資金を隠すなど国際事案、確定申告をしない「無申告」について重点的に調べた。告発したケースでは、キャバクラ店で多額の報酬を得ていたホステスや自己啓発セミナーを開いていたメンタルトレーナーが申告せず、ともに5千万円超を脱税していた。

 脱税した資金の隠し場所も様々だ。土囊(どのう)の袋の中に現金800万円が入っていたり、知人が借りていたホテルの部屋で現金1億7629万円が入った紙袋が見つかったりしたという。比田勝(ひたかつ)隆博・査察部長は「コロナ禍であっても効果的、効率的な調査を進めている」と語った。(徳永猛城)