ワクチン普及で急回復する米経済 利上げ見通しを前倒し

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ワシントン=青山直篤 山下裕志
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 ワクチンの普及で経済の急回復が広がる米国で、連邦準備制度理事会(FRB)が2023年に利上げに転じる予測を示した。物価の急上昇など危うさをはらむ活況のなか、コロナ下での「非常時」の金融緩和から、引き締め方向へ微修正を図る一歩といえる。

 「パンデミック初期の経済活動の閉鎖と同様に、再開の過程も前例のない経験だ」。FRBのパウエル議長は16日の記者会見でそう述べ、緊張感をにじませた。

 昨年4月、戦後最悪の14・8%の失業率を記録した米経済は、劇的な回復を見せている。15日にはカリフォルニア州などで経済活動がほぼ全面的に再開した。コロナ下で抑制されていた消費や投資への意欲が戻り、空前の財政金融政策がそれを後押ししている。一方、供給網の混乱などで製品やサービスの供給が追いつかず、物価が上昇している。

 FRBが重視する4月の個人…

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