学校健診で「病院で受診を」→受診せず コロナで増える

新型コロナウイルス

滝沢卓
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 学校であった健康診断で「医療機関での受診が必要」とされた児童や生徒が、実際は医療機関を受診していないケースが2020年度は増え、歯科では6割以上が受診していないことが、全国保険医団体連合会の調査でわかった。連合会は17日の会見で「新型コロナウイルスの感染不安による受診控えの影響も出たとみられる」としている。

 連合会は19年度から、学校健診後の子どもの治療状況を調査している。2回目の今回は31都道府県の小・中学校、高校、特別支援学校を対象に4923校の回答をまとめた。

 未受診率が最も高かったのは歯科で62・3%(前回57・0%)。受診が必要とされた約39万4千人のうち約24万5千人が未受診だった。診療科によって受診が必要とされた人数には差があるが、そのほかの未受診率は眼科が55・4%(47・6%)、耳鼻科が57・4%(50・8%)、内科が53・6%(50・5%)と、いずれも前回から増えた。

 未受診の理由として主に考えられるものを学校の養護教諭に聞き取ったところ、「保護者の理解不足」「新型コロナ感染を不安に感じた受診控え」「共働きで子どもを医療機関に連れて行く時間がない」などが挙がったという。

 このほか、新型コロナの影響で「給食後の歯磨きや歯科指導ができていない」といった事例もあり、未受診にとどまらず、子どもの歯に与える影響を心配する報告も寄せられた。(滝沢卓)

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