井村屋、マレーシアであずきバー販売へ 甘さは控えめ

根本晃
[PR]

 井村屋グループは17日、看板商品「あずきバー」の海外向け新製品を9月にマレーシアで発売すると発表した。現地のグループ会社を通じて製造し、スーパーなどで販売する。これまでは日本向けのあずきバーを海外に輸出してきたが、現地での生産は初めてとなる。マレーシアを拠点に、東南アジア諸国での展開を目指す考えだ。

 「IMURAYA AZUKI BAR」の商品名で小豆、抹茶、ミルク味の3種類を販売する。イスラム教の戒律に沿ったハラル認証を取得した原材料を使用。現地の好みにあわせて、甘さは控えめにした。

 同社によると、マレーシアのアイスは日本円で30円程度の低価格帯のものが多い。井村屋は120円ほどの中価格帯で勝負する。

 同社は2023年度までに、売上高に占める海外事業比率を20年度の5・4%から7・5%に引き上げる目標を掲げている。これまで、あずきバーの海外輸出や米国や中国での菓子の製造、販売を進めてきた。

 あずきバーはコロナ下の内食需要の高まりで、20年度の国内外の売上本数が過去最高の2億9千万本を記録。担当者は「日本での認知度は高い。マレーシアでも、アイスといえばあずきバーというような位置づけになれば」と話した。(根本晃)