祇園祭、今年は山鉾お目見え でも「見に来ないで」

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北村有樹子
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2018年の祇園祭の宵山の様子。四条通りに建てられた山鉾にちょうちんがともり、大勢が見物していた=2018年7月16日、京都市下京区、佐藤慈子撮影
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 日本三大祭りの一つで、京都市内で毎年7月に開かれる祇園祭の「山鉾(やまほこ)建て」が今年は実施されることになった。山鉾行事を主催する祇園祭山鉾連合会が17日に記者会見し、明らかにした。山鉾を管理している34の各保存会のうち、18の保存会が山鉾を建てる意向を示しているという。

 山鉾は本来、祭りのハイライトである山鉾巡行で市街地を回るほか、巡行の数日前に始まる「宵山」と呼ばれる期間には路上に建てられ、夜間を中心に多くの観光客を楽しませる。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、昨年に続いて巡行の中止を決めていたが、山鉾を組み立てる技術を伝承するため、山鉾建ては認めることにしたという。

 ただ、観光客が集まって「密」状態になる可能性があるため、連合会は「どうか見に来ないで、祭りを静かに見守ってほしい」と呼びかけている。関係者向けの感染対策の指針を作り、山鉾の上での笛や太鼓、鉦(かね)のお囃子(はやし)は午後7時以降は認めないことにしたという。(北村有樹子)

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山鉾を釘を使わずに縄だけで組み立てる「縄がらみ」の作業=2018年、京都市下京区、佐藤慈子撮影
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祇園祭の山鉾を組み立てる「山鉾建て」の様子=2018年、京都市下京区、佐藤慈子撮影
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山鉾建てが始まると車道の一部が使えなくなるため、移動するバス停もある=2017年、京都市下京区、佐藤慈子撮影

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