RSウイルス県内で流行 乳幼児は重症化の恐れ

中島健
[PR]

 風邪のような症状で、乳幼児が重症化しやすい急性呼吸器感染症「RSウイルス感染症」が大分県内でも流行し、県が感染予防の徹底を呼びかけている。大人が無症状で家庭に持ち込む可能性もあり、子どもがおもちゃを口に入れたり、タオルを共用したりしないなどの配慮が必要だという。

 県感染症対策課によると、RSウイルスが原因となる感染症で、2歳までにほぼ一度は感染する。初発の場合、発熱や鼻水、連続するせきなどの症状があり、2~3割は気管支炎や肺炎などの重い症状になるという。

 今月7~13日に36カ所の医療機関から報告された患者は、1医療機関あたり6・78人となり、2006年の集計開始以来、最多になった。全国でも増加傾向だが、県内では4月下旬ごろから全国を上回る患者が確認されている。

 感染経路は主に、せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)感染と、ウイルスのついた手や物を介した接触感染で、新型コロナ禍の昨年は、インフルエンザと同様、ほとんど患者の報告がなかった。家庭での感染予防策は今年も徹底されているはずで、RSウイルスの流行の要因は分からないという。(中島健)