連合茨城、大井川氏を推薦 県知事選で

藤田大道 佐々木凌
[PR]

 茨城県知事選(9月5日投開票)を巡り、連合茨城は17日、立候補を表明している現職の大井川和彦氏(57)の推薦を決めた。内山裕会長は「経営者の経験から働く人の思いも一定程度理解し、政策を推進している」と、推薦理由を説明した。

 連合茨城は34の産別労組などを傘下に持ち、5月現在で約13万6千人の組合員がいる。前回の知事選では、大井川氏と橋本昌・前知事の双方から推薦依頼を受け、橋本氏を推薦した。今回は大井川氏からの推薦依頼を受け、雇用情勢の改善など5項目にわたる政策協定を結んで推薦を決めたという。17日の記者会見で、内山会長は評価する政策に働き方改革の推進を挙げた。また、「政策を立案・実行する上で、現職との関係は大切」とも述べた。

 自民、公明、国民民主各党も大井川氏の推薦を決めているが、内山会長は「連合として主体的に判断した。相乗りだとは思っていない」と話した。

 一方、立憲民主党県連は態度を明らかにしていない。県連代表の郡司彰参院議員は取材に対し「推薦依頼が来ておらず、対応を検討している最中」とした。(藤田大道)

     ◇

 連合茨城は17日、次の衆院選で、立憲民主党の藤田幸久氏が立候補を予定する茨城2区については自主投票にすることを明らかにした。立憲、国民民主党の候補者を支援する方針だが、藤田氏は除外する形だ。

 藤田氏は2019年7月の参院選で国民から3選をめざして立候補する予定だったが、同年1月に離党届を提出。国民は除籍(除名)処分にし、連合も推薦を取り消した経緯がある。藤田氏は比例区で立憲から立候補したが、落選した。

 連合茨城は、産別労組の中でも日立労組が加入する電機連合の影響力が強い。電機連合は国民の支持母体の一つで、立憲が掲げる「原発ゼロ」への抵抗感も根強い。内山裕会長は17日の記者会見で「前回は、私たちは藤田氏に信用されなかったということ。関わるのは難しい」と話した。

 ほかの選挙区については、5区の国民・浅野哲氏、6区の立憲・青山大人氏は推薦、3区の立憲・梶岡博樹氏、7区の立憲・中村喜四郎氏は支援するとした。1区では福島伸享氏を推薦してきたが、次期衆院選では立憲と国民の動きを見て判断するとした。共産と日本維新の会以外の野党が擁立しない方針の4区については未定だが、内山会長は「共産の候補を支援することはない」と述べた。(佐々木凌)