子どもがはまるゲーム実況 起源は「ゲーセンの人垣」

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中井なつみ 村井隼人
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 「いいぞ、その調子!」「うわ、倒された!」……。子どもがゲームを楽しんでいると思いきや、なぜか漏れ聞こえてくる大人の声。聞けば、他人がゲームするのを見る実況動画が、子どもに人気だといいます。自分がやるより楽しいのはなぜ? 今さら聞けない「コドモの常識」を大人が学びました。

ゲーム機あるのに…

 「せっかくゲーム機があるのに、なんでやらないの?」。記者(33)はつい、小2の息子(7)に聞いてしまう。一昨年、念願のゲーム機を手にし、日々、お気に入りのゲームをしていると思っていたが、最近はすっかり、他人の「ゲーム実況」の動画を見るのにはまっている。

 コントローラーを握った男性が、小学生に人気のゲームの攻略方法を解説しながら、どんどん場面を進めていく。

 「テレビやゲームは、宿題が終わってから1時間」とのルールを設けているが、その限られた時間の中でも、自分がやるより、実況動画を見ることを優先する。

 何が子どもの心をつかむのだろう。

 小学生向けのゲーム情報誌「てれびげーむマガジン」(カドカワゲームリンケージ)の編集部を訪ねた。

 2015年から小学生向けのオリジナルの実況動画を製作し、付録にしている。当初1時間ほどだった動画も、人気で扱うゲーム数が増え、現在は3時間以上になっている。

 「さなぴー」の愛称で親しまれる実況担当の眞田脩平さんは、製作を始めた際、編集部一の若手で白羽の矢が立った。

 試行錯誤してたどりついた極意は「子どものころ、ゲームする友達を隣で見てあれこれ言う楽しさ」にあるという。攻略法を教える一方で、失敗する場面もカットしない。「近所にいる、ちょっとゲームがうまいお兄さん」という身近な立ち位置が大事だという。(中井なつみ)

■課金なしでも目指せるチャン…

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