ボコ・ハラム最高指導者の死亡認める 分派と戦闘し自爆

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 ナイジェリアイスラム過激派ボコ・ハラム」が、最高指導者アブバカル・シェカウ容疑者の死亡をビデオメッセージで認めたと17日、AFP通信が伝えた。ビデオでは新指導者になったとみられる最高幹部バクラ・モドゥ氏(別名サハバ)がシェカウ容疑者の死亡を認める一方、幹部らに組織への忠誠を求めた。

 同通信によると、モドゥ氏はビデオメッセージの中で武装した戦闘員たちを従え、「忠実であれ。剣を抜き、ジハードを広め、敵の首を切れ」などと呼びかけたという。

 シェカウ容疑者は5月中旬、ボコ・ハラムから分派した「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」との戦闘の末、自爆したとされている。

 ボコ・ハラムは西洋の価値観を否定する思想のもと、前指導者のモハメド・ユスフ氏によって2002年に設立された。ユスフ氏が治安当局との戦闘で死亡した後の10年、シェカウ容疑者が最高指導者に就任した。

 シェカウ容疑者率いるボコ・ハラムは、民間人へのテロなどより過激な手法を多用するようになり、14年には北東部ボルノ州で中等学校を襲撃した。女子生徒276人を拉致して「奴隷にして売り飛ばす」との声明を出し、世界中から非難を浴びていた。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)