ザンビア初代大統領が死去 97歳、周辺国の独立を支援

ヨハネスブルク=遠藤雄司

 アフリカ南部ザンビアの初代大統領ケネス・カウンダ氏が17日、入院先の病院で死去した。97歳だった。AP通信が伝えた。カウンダ氏は14日から肺炎で入院していた。

 同通信などによると、カウンダ氏は1924年、英保護領だった旧北ローデシア生まれ。元々教師をしていたが、独立運動の指導者として頭角を現し、64年にザンビアとして独立した際に初代大統領に就任した。

 その後は、現在のジンバブエやアンゴラ、モザンビークなど周辺国の独立運動に協力したほか、南アフリカアパルトヘイト(人種隔離)政策に抵抗していたネルソン・マンデラ氏らが率いるアフリカ民族会議(ANC)も支援した。

 一方、国内では70年代から一党独裁政治を実施していたが、主力輸出品の銅の価格下落などによって経済が悪化した。91年に複数政党制による選挙を実施したものの敗北した。99年に息子が殺害されたのを機に引退し、その後は、エイズウイルス(HIV)の感染防止活動などに尽力した。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)