襲われた男性「目が合った」 なぜ札幌市中心部にクマ?

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岡田昇、平岡春人、佐野楓、川村さくら
【動画】札幌市内に出没のクマ、駆除される=川村さくら撮影、HTB提供
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 18日早朝に札幌市内で目撃されたクマは、住宅街を動き回った後、自衛隊丘珠駐屯地札幌市東区)や隣接する丘珠空港の滑走路にも侵入。自衛隊員1人を含む4人が襲われ、1人が重傷を負った。クマは午前11時10分過ぎ、丘珠空港の北東付近の茂みで猟友会のハンターに駆除された。

 クマが出没したのは、札幌市東区や北区の住宅街。近くには地下鉄路線や高速道路があり、学校もある市中心部の地域だ。札幌でも山沿いの南区などではクマの出没情報は珍しくないが、東区など平地で、しかも住宅地では珍しい。専門家はクマが札幌市北部から石狩川沿いに南下してきた可能性を指摘する。

 クマが現れた住宅地に住む無職男性(81)は、「朝早く救急車やヘリコプターの音が家のすぐそばで聞こえた。警察は拡声機で外に出ないようにと繰り返していた。その後、テレビでクマが近くにいると知り驚いた。この辺りでクマが出ることはまずない」と驚いた表情で話した。別の女性(79)は「こんな所まで来るのかと驚いた。最近は街までクマが出てくるようになって怖い」と話した。

 実際に襲われた人も取材に応じた。

 東区の会社員、小笠原敏師さん(75)はクマに背中を踏まれ、軽傷を負った。

 小笠原さんはこの日の午前5時20分ごろ、自宅の目の前でクマと「目が合った」。近くのごみステーションにごみを出して、帰ってきたところだった。

 クマは家と家の間を歩いていて、10メートルほど離れていた。「びっくりした。ここには40年以上住んでいるが、クマが近くで出たという話は聞いたこともなかった」

 恐怖のあまり、走って逃げようとした。数歩走って転んだ直後、走ってきたクマに背中を踏まれた。クマはその後、近くの民家の庭を走り抜けて、見えなくなったという。「クマは重かったが、あまりに一瞬で、ぼうぜんとしていた」

この後、専門家の解説があります。

 家に戻り、長女に110番通報してもらった後、シャツを脱いで背中から出血していることに気付いた。転んだ際に両ひざも負傷したが、「転んでいなかったら、かまれていたかもしれない」。

 クマに襲われた人を目撃した…

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