不祥事続きの郵政が株主総会 増田社長は謝罪なし

藤田知也
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 日本郵政は18日、都内で株主総会を開いた。郵便局長の巨額詐取や、ゆうちょ銀行での不正引き出しなど不祥事が続くが、増田寛也社長の謝罪はなかった。昨年はかんぽ生命の不正販売問題について謝罪していた。

 長崎県では郵便局長が20年以上かけて10億円超を詐取した事件が発覚した。総会で株主から、郵便局長が長く続くことは癒着につながるなどとして、転勤させるべきだと指摘された。株主は「駅長や警察の駐在のように転勤しても地域に向き合える」としたが、担当役員は一律の転勤とは別の対策を検討していると説明した。

 かんぽ問題をめぐり、株主から「顧客の立場に立っていると思えない例がある」と批判された。担当役員は「不正契約ではないが、契約内容を十分理解されていない顧客がいることは認識している」と述べた。

 総会では社外取締役9人を含む取締役13人の役員人事が承認された。社外取締役の大半はかんぽ問題の発覚前と同じ顔ぶれだ。(藤田知也)