延伸でも「値上げなし」 日本一安い鉄道初乗り100円

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上田学
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 大阪府北部の千里ニュータウンを起点にする北大阪急行電鉄(北急)は、普通鉄道としては初乗り運賃が日本一安い。隣駅まで100円。大阪市中心部を通る大阪メトロ御堂筋線と相互に乗り入れ、江坂(吹田市)から終点の千里中央豊中市)まで4駅5・9キロを結ぶ。2023年度開業を目指し、千里中央から北へ延伸する工事が進む。

 大阪万博の1970年に開通した。千里中央から臨時の万国博中央口駅まで「会場線」が延び、来場客を運んだ。会場線は期間限定で閉幕直後に閉鎖された。

 当時は初乗り30円。利用客数が減り、一時は赤字に陥ったが、沿線のニュータウン開発に伴って客も増え、「運賃改定する必要がない時期が続いた」と同社調査役の佐伯博史さんは説明する。その結果、割安な運賃が維持された。

 2017年4月に90円から10円値上げしたため、普通鉄道では鳥取県の若桜(わかさ)鉄道が同額で並ぶ。岡山県・岡山電気軌道の路面電車、北九州高速鉄道の北九州モノレールも100円の区間がある。だが、距離数で換算すれば、北急が最も安い。佐伯さんは「延伸による値上げはしない。むしろ利用者が減り続ければ、見直す必要性が出てくるかもしれない」と話す。

 ケーブルカーも含めると、鉄…

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