少女のスマホ動画が社会を変える時代に 報道の存在理由

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メディア空間考 伊藤大地(朝日新聞デジタル編集長)

 スマホで撮った動画が社会を変える。

 2020年5月、当時17歳だった一人の少女が米ミネソタ州の路上で、ある動画を撮影した。白人警官が黒人男性の首を押さえつけ、死に至らしめる一部始終を収めた動画は、SNSに投稿されると瞬時に拡散。ジョージ・フロイドさんの名は世界中に知られるようになり、各地で社会の黒人に対する不正義を糾弾する運動へと発展した。その少女は今月、優れた報道に与えられるピュリツァー賞特別賞を受賞した。

 「写真や動画だから、素人でもできた」。そんな簡単な話ではない。

 2016年に、「保育園落ち…

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