「白紙でも買って支える」 幹部逮捕の香港紙、大幅増刷

有料会員記事

香港=奥寺淳
[PR]

 最高経営責任者(CEO)ら幹部5人が一斉に逮捕された香港紙「リンゴ日報」が18日、この日の発行部数を通常の約6倍に当たる50万部に増やした。報道の自由が脅かされる事態に、「白紙でも買って支えたい」という声が寄せられたためで、同日午前中にはほぼ売り切れた。

 中国共産党に批判的な同紙は17日朝、幹部たちが香港国家安全維持法国安法)違反容疑で逮捕され、編集局も大規模な家宅捜索を受けてパソコン44台や取材資料などを押収された。それでも記者たちは会社の印刷工場1階の部屋を臨時の編集室とし、社内の古いパソコンを集めるなどして新聞発行に取りかかった。パソコンの処理速度が遅くタブレット端末で代替したり、自宅から原稿を送ったりしたりして編集作業は難航したが、捜索後は本社の編集局も使えるようになり、発行にこぎ着けた。

 17日のうちに読者から「新聞を買って支える」とのメッセージが多数寄せられた。需要が多いと判断した同紙は、最近は8万~9万部だった発行部数を18日付は50万部と一気に増やすことを決めた。

 紙面は前日の強制捜査や新聞…

この記事は有料会員記事です。残り169文字有料会員になると続きをお読みいただけます。