「熱やだるさは起こるもの」 子どもの接種後、見守りを

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聞き手・熊井洋美
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 新型コロナウイルスのワクチンが、12~15歳の子どもにも接種できるようになり、一部の自治体では接種券が発送されています。保護者や周囲の人が気をつけるべき点を、新潟大学の斎藤昭彦教授(小児科学)に聞きました。

さいとう・あきひこ 1966年、千葉県生まれ。新潟大学医学部を卒業後、米カリフォルニア大サンディエゴ校助教授、国立成育医療研究センター感染症科医長などを歴任。2011年から新潟大学教授。専門は小児科学、感染症学。日本人初の米小児科学会認定小児感染症専門医でもある。

 ――日本小児科学会と日本小児科医会が16日、接種の意義を踏まえたうえで「個別接種が望ましい」との見解を出しました。どんな思いがあるのでしょうか。

 風疹麻疹など他の予防接種と同じです。

 子どもの病歴や体質などをよく知っているかかりつけ医で接種を受けていただき、体調で心配ごとがあれば相談をされるのが理にかなっていると思います。

 ――自治体によっては集団接種を組み合わせ、大人に混じって接種をするところもありますが、集団接種ではどんなところが難しいのですか。

 体に何が起こる可能性があるか、事前にきちんと伝えるべきで、ただ紙をポンと渡すだけでは説明不足ですね。

 一度に大勢に対応する場所では、一人一人の問診や体調の把握、きめ細かな対応がしっかり守られるかどうか。

 ――既に接種した大人から、翌日は熱やだるさが大変だったと聞きます。

 若い世代でも熱や痛み、だるさなど強い反応が目立ちます。まず起こるものとして考えておいたほうがいいですね。

 体の中にないものを入れるので、当然の反応だと思います。熱はだいたい2~3日以内には収まります。

 ――筋肉注射は痛いですか? 痛みで失神する人が出るかもしれない、とも聞きます。

 日本人には、なじみの少ない…

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