小池都知事は「雲隠れ」? 語らぬ姿、担当記者の違和感

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岡戸佑樹
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 「まるで雲隠れしているかのようだね」

 17日の夜、ある取材先がそう言い出した。「雲隠れしている」と指摘されたのは、東京都小池百合子知事だ。政府はこの日、3度目となる緊急事態宣言の解除方針を発表。だが、小池氏はこの間、宣言解除に関する発言を避けてきた。

 受け身に徹した小池氏の姿勢は、都庁担当キャップの私にとって驚きだった。

 2019年9月から担当になり、コロナ禍の小池氏をずっと間近で取材してきた。賛否はともかく、その行動力と発信力に何度驚かされたことか。1度目の緊急事態宣言が出された時は、政府の反対を押しきって早期の休業要請に踏み切った。政府が小池氏に押し込まれる構図を演出し、「小池氏の方が一枚上手だった」と政府高官をうならせた。

「すごみ」感じたあの出来事

 私がそれ以上にすごみを感じたのが、21年の年明け早々、首都圏の知事を引き連れ、西村康稔経済再生相に2度目の緊急事態宣言発出を迫った時だ。

 予兆はあった。

 年末に向けて、第3波は日に…

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