ワクチン入力の遅れよりデジタル化の遅れ 津市長が苦言

新型コロナウイルス

佐々木洋輔
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 「日本はデジタル対応が非常に遅れていると相当驚いた」。新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、津市の前葉泰幸市長は18日の定例会見で、接種記録の入力方法の粗末さに苦言を呈したうえで、こう述べた。河野太郎行政改革相は15日の閣議後会見で、入力が遅い自治体に対し、ワクチンの配送を見送る可能性があるとの考えを示している。国への嫌みとも受け取れる発言だ。

 前葉市長自らが調査したところ、接種履歴を管理する国の「ワクチン接種記録システム(VRS)」に入力する際、市職員ら4人がタブレット端末4台を接種済み市民の予診票に1枚ずつかざして読み取っていたことがわかった。読み取る際にはエラーも頻発していて、最大で1万回以上の入力が遅延していたという。

 市は効率化のため、タブレット端末を5台追加。読み取り専用のバーコードリーダーも購入した。現在では1日2千~3千件の入力が追いついているという。

 この入力作業のために、市内125カ所の個別接種会場などから毎日、車で予診票を収集しなければならないことも、前葉市長は問題視している。「マイナンバーで管理できれば、こんなバカバカしいことをやる必要はない」。国への恨み節は止まらなかった。(佐々木洋輔)

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