渋谷のタクシー暴走、病気で死亡の運転手を書類送検

[PR]

 東京都渋谷区の甲州街道で1月、タクシーが横断歩道にいた歩行者をはね、1人が死亡、5人がけがをした事故で、警視庁は18日、事故後にくも膜下出血で死亡した男性運転手(当時73)=東京都世田谷区=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで容疑者死亡のまま書類送検し、発表した。

 代々木署によると、男性は1月4日午後7時ごろ、渋谷区笹塚1丁目でくも膜下出血により意識を失ったままタクシーを運転。赤信号で交差点に進入し、横断歩道にいた女性(当時49)をはねて死亡させたほか、当時9~42歳の男女5人に重軽傷を負わせた疑いがある。約4・5キロ手前から体が上下左右に揺れていたことがドライブレコーダーの映像などで確認されたといい、すぐに運転をやめるべきだったのに怠ったと同署は結論づけた。

 男性の新潟県に住む妻によると、男性は約30年前から都内に出稼ぎに出ていた。住宅ローンの返済などのためで、持病はなかった。男性の長女は2月、取材に「亡くなった方やけがをされた方に本当に申し訳ないです」と語っていた。