五輪組織委「観客は直行、直帰」 酒類提供は今後判断 

斉藤佑介
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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの大会組織委員会は18日、観客向けの新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインの素案を公表した。人流抑制のため、会場への「直行、直帰」や会場内でのマスク着用義務化、通路などでの集団の飲食を禁止するなどとしている。守らない場合は退場を求めることも検討する。

 「直行、直帰」を徹底するため、観戦前後の買い物などの自粛要請も今後検討する。会場内での酒類の提供は、まん延防止等重点措置などの対象となるかどうかで判断する方針。中村英正運営統括は「飲酒への懸念は専門家からも示されている。しっかり考えたい」と述べるにとどめた。

 政府対策分科会の尾身茂会長らの提言では「観客は開催地の人に限る」としているが、組織委は、チケット販売のデータから、首都圏1都3県の会場で観戦するのは大半が地元の人だとして、都県をまたぐ移動の制限は設けない方針。代わりに、公共交通機関やホテルの利用時、食事中の感染症対策の徹底を求める方針だ。政府内では一時、入場時に陰性証明の提示を観客に求める案も検討されたが、中村運営統括は「現実的には難しい」と述べた。(斉藤佑介)