旧姓の通称名、立候補予定者説明会で認める意向 都選管

東京都議選2021

井上恵一朗
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 東京都選挙管理委員会は、選挙の前に実施する立候補予定者説明会での氏名記載について、戸籍名だけでなく、旧姓の通称名も認める方針を決めた。25日に告示される都議選前に各地で開かれた立候補予定者説明会で、女性候補予定者の陣営から「旧姓の通称名で記載できないのはおかしい」と疑問の声があがっていた。

 都選管選挙課は「通称名にはいろいろあるが、旧姓に関しては、その後変わることもない。次の選挙から旧姓で記載できるように対応したい」と朝日新聞の取材に話し、これまでの運用を改める方針を示した。この運用は秋までにある衆院選から始める見込みという。

 立候補予定者説明会で選管に提出する「受付票」に記載する氏名について、都選管は戸籍名で統一している。通称名については、告示前にある立候補届け出書類の「事前審査」で、日常的に使う氏名と証明する書類が出てから判断するため、不公平が生じないようにとの理由だという。

 今回、結婚後も仕事などで旧姓を使用している立候補予定者の陣営は、立候補予定者説明会で通称名での記載を選管に求めたが認められず、戸籍名について報道機関への公表を「非公表」とする対応をとった。(井上恵一朗)