ノーサイン野球は小学生もできる? 和歌山大監督の考え

有料会員記事

[PR]

 全日本大学野球選手権大会は慶大(東京六大学)が4度目の優勝を飾り、13日に閉幕した。序盤戦で注目されたのは、その慶大に2―4と善戦した和歌山大(近畿学生)の「ノーサイン野球」だった。

 唯一の国立大学として出場し、1回戦は延長十回タイブレークの末に九産大(福岡六大学)を5―4で下した。先に1点とられた裏に2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。

 その舞台裏を、大原弘監督(56)が明かしてくれた。

 タイブレークは無死一、二塁から始まる。十回裏の攻撃前にまず選手が話し合い、「バントは使わず、一気に逆転を目指す」と決めた。監督はその結論に沿って選手起用を考え、代打と代走を送った。その後の展開もいくつか共有し、選手が自分たちでダブルスチールを成功させ、逆転勝利につなげた。

 「ふだんから色んな場面を想定し、選手と一緒に考えるようにしている。だから、彼らが何をするのか。ぼく自身がワクワクしながら見ていた」と大原監督は言う。そして、「このやり方が、いま求められる人材の教育に合っていると感じる」とうなずいた。

 では、「ノーサイン野球」は、さらに若い世代にもできるだろうか。「高校生はもちろん、少年野球にも採り入れられると思います」

 1年生部員が送りバントをフ…

この記事は有料会員記事です。残り401文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
  • commentatorHeader
    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2021年6月19日11時48分 投稿

    【提案】 子どもの主体性を育み、スポーツの楽しさを味わってもらうために、大人は静かにしようよ、という試みが、草の根の小学生のスポーツ現場でどんどん広がっています。  バレーボールの元日本代表の益子直美さんが取り組む「監督が怒ってはいけない大会」や