スマホ画面に「22億円」 店員ら電子マネー詐欺を阻止

神谷裕司
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 架空料金請求詐欺の被害を未然に防いだとして宮崎県警都城署の中嶋信行署長は18日、「セブンイレブン三股新馬場店」(三股町)のオーナー、和田伸治さん(50)と妻で店長の和子さん(51)、従業員の橋村空見(くみ)さん(28)の3人に感謝状を贈った。

 3人や都城署によると、今月7日、三股町在住の70代の女性が店を訪れ、レジにいた橋村さんにスマホの画面を見せて「千円分の電子マネーの買い方を教えて」と尋ねた。橋村さんが画面を見ると「22億8千万円受け取り」などと記されており、おかしいと思って和田さん夫妻に相談。詐欺と判断した夫妻は女性を説得すると同時に警察に連絡した。警察官5、6人が駆けつけ、被害を防いだ。

 前日の6日、女性のスマホに「22億8千万円受け取り確定」と記したショートメッセージが届き、7日、添付のURLに女性が接続したところ「本人確認のため、千円分の電子マネーを購入する必要がある」と表示されたという。同署生活安全課は「これを購入すれば、さらに色々な名目で金額がエスカレートしたのではないか」とみている。

 和田伸治さんは「千円だったら少額なので購入しやすいし、店側も販売してしまう。双方の心理をついた悪質な犯罪。防げてよかった」と話した。(神谷裕司)