五輪観客の別枠は「矛盾したメッセージに」 尾身会長

森岡航平
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 東京五輪の開会式に、政府などが「最大1万人」で観客上限を検討しているのとは別枠でスポンサーなど大会関係者を入れる調整をしているとの一部報道について、政府の対策分科会の尾身茂会長は18日、「運営や準備をする人でない人がいっぱい来れば、矛盾したメッセージになる」と懸念を示した。

 日本記者クラブでの会見後、記者団の取材に答えた。尾身氏は、別枠に入りそうな大会関係者について「スポンサーとか、外から来るジャーナリストとか、いわゆるオリンピックファミリーだよね」との認識を示した。そのうえで、「直接運営や準備をする人でない人がいっぱい来れば、矛盾したメッセージになる。なるべく規模を小さくしてくださいというのは、当初から言っている」と述べた。

 尾身氏は18日、政府と大会組織委員会に対して、条件をつけずに無観客開催とすることが「会場内の感染拡大リスクが最も低いので、望ましい」とする専門家有志の提言を提出した。(森岡航平)