社内コミュニケーションは「動画」 コロナ禍で活用加速

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松浦新
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チョキペタで8年ぶりに働く美容師(左奥)の研修。離職期間が長くなると機器も薬剤も変わる=横浜市旭区鶴ケ峰
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 社内の情報共有の手段として「動画」を積極的に活用する企業が増えています。コロナ禍における「密対策」だけでなく、いろいろな気づきが生まれているようです。

「休眠美容師」の復帰後押し

 横浜市相鉄線鶴ケ峰駅の近くにある美容室「チョキペタ」鶴ケ峰店。5月下旬の朝、美容師の女性(53)が緊張した面持ちで出勤してきた。

 女性はかつて別の美容室で働いていた。美容師として、8年ぶりの現場復帰になる。「ここは募集にブランクも可としていたので応募しました。日々勉強します」と言う。

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動画も活用しながら職場復帰する美容師の研修をするチョキペタ=横浜市旭区鶴ケ峰

 美容師の技術や毛染めに使う薬剤などは流行に大きく左右されるため、離職期間が長くなればなるほど復帰しづらくなると言われる。美容師を指名・予約のうえで来店する客が多いため、パートタイム勤務も難しい。

 ところが、首都圏中心に全国66店を運営する美容室チェーンのチョキペタは「休眠美容師」を積極的に採用している。鶴ケ峰店もスタッフ6人中5人が離職経験者だ。

 これはチョキペタが、大きくは髪形を変えない手入れ程度のカットとヘアカラーにしぼったサービスを中心に運営していることが大きい。求められるのは基本的な技術だけなので復帰しやすいのだ。指名も受けない。

 もう一つ、復職を後押ししてくれるものがある。動画マニュアルだ。社内の連絡手段として使われている動画配信システムを、自身のスマホやタブレット端末に導入すれば好きな時間に見られる。鶴ケ峰店の女性も復帰前から、勘を取り戻すのに活用した。「動画は1テーマ数分で、空いた時間に見られる。繰り返せるので、食事の用意などをしながら聞き流すこともできて便利だった」

 チョキペタを運営するC&P…

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