ミャンマーへの武器譲渡禁止求める決議 国連総会が採択

藤原学思
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 国連総会(193カ国)は18日、国軍によるクーデターが起きたミャンマーに武器が行き渡らないよう、加盟国に協力を求める決議を採択した。日本や欧米諸国を含む119カ国が賛成したが、中国やロシアのほか、カンボジアやタイなど東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国のうち4カ国も棄権した。

 決議はミャンマー国軍に拘束中のアウンサンスーチー氏らの無条件解放を要求。抗議デモの参加者を抑圧し、多数の死者を出したことを「強く非難する」とともに、「全ての加盟国に、ミャンマーへの武器の流れを防ぐことを求める」と記された。

 ミャンマー情勢をめぐっては、安保理が4月に「深い懸念」を示す報道機関向けの発表文を出したが、武器禁輸など強制的な措置は取っていない。総会決議には安保理決議のような法的拘束力はないが、国際社会の意見として一定の重みがある。ただ、ミャンマーも加盟するASEANの票がまとまらなかったため、国軍への圧力の効果は一定程度にとどまるとみられる。(藤原学思)