核なき世界へ「決断を期待」 日本に求められる役割は

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ニューヨーク=藤原学思
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 核兵器禁止条約核禁条約)の第1回締約国会議で議長を務めるオーストリア外務省核軍縮担当部長、アレクサンダー・クメント氏が18日、朝日新聞の電話取材に応じた。クメント氏は唯一の戦争被爆国である日本を「本当に特別な国」だと表現し、締約国会議に日本がオブザーバー参加することへの期待を示した。

 あらゆる核兵器の開発、実験、生産、保有、使用を許さず、核で威嚇することも禁じた初めての国際条約である核禁条約は、今年1月に発効した。核保有国や日本は批准していない。

 締約国会議は来年1月12~14日、ウィーンで開かれる予定。ただ、今年8月に開かれる見通しだった核不拡散条約(NPT)再検討会議は延期が確実視され、クメント氏は、締約国会議の日程も今後、再調整する可能性を示唆した。

 世界の核兵器の9割超を保有する米国とロシアは16日、新たな軍備管理協議を始めることで合意。今年2月には、両国間に唯一残る核軍縮条約である新戦略兵器削減条約(新START)も5年延長された。

 クメント氏は「地政学的な緊…

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