「欧州にワクチン供給を」 アストラ社に裁判所が命じる

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ブリュッセル=青田秀樹
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 英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの供給遅れを、欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会が訴えていた裁判で、ベルギーの首都ブリュッセルの第一審裁判所は18日、9月下旬までに累計8020万回分をEU加盟国に供給するようアストラゼネカに命じた。

 欧州委が要求した「6月末までに1億2千万回分」より大幅に少なく、アストラゼネカは十分に納入できるとして「裁判所の判断を歓迎する」との声明を出した。一方で、フォンデアライエン欧州委員長も「契約が守られていないとの主張が認められた」とした。

 もともとは6月末までに3億回分を供給する契約だったが、生産の遅れで大幅な遅延が発生。3月末時点で3020万回分にとどまり、改善の見通しが示されないことを不服とした欧州委が、6月末までの3カ月で9千万回分の追加供給を命じるよう求めていた。

 これに対して裁判所は、生産…

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