32歳で挑む新走法 「首の皮」福島千里の譲れない目標

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堀川貴弘
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3年ぶりの日本選手権

 陸上女子100メートルと200メートルで日本記録を持つ福島千里(32)=セイコー=が24日から始まる日本選手権に3年ぶりに出場する。ここ数年、アキレス腱(けん)痛などで苦しいシーズンが続いているが、長年培ってきた走法を変え、完全復活をめざす。

 日本選手権は、福島は100メートルと200メートルでそれぞれ8度の優勝経験を持つ。2011年から6年連続2冠。優勝は、18年に200メートルを制したのが最後だ。

 その後はスプリンターの“職業病”ともいえるアキレス腱(けん)痛に悩まされた。19年はけがで欠場し、昨年は一度も11秒台で走れず、出場に必要な記録を突破できなかった。

 今季も左太もも裏の肉離れもあり、調整が遅れていた。だが、鳥取市で6日に開かれた布勢スプリントでは、100メートル予選で11秒82、B決勝で11秒78をマークした。

 エントリー締め切りぎりぎりで、日本選手権出場に必要な記録(11秒84)を突破、出場40人枠に入った。3年ぶりの出場に「首の皮一枚つながった、という感じ。日本選手権よりもっと上をめざしたいですけれど……」と語った。

「自分が情けない…」

 08年北京五輪の100メートルに日本女子として56年ぶりに出場。その後も12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪と3大会連続で五輪のスタートラインについた福島にとって、五輪代表選考会を兼ねる日本選手権は特別なレースだ。

 「五輪に向けての最終選考会…

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