ギョーザにソース…自販機の商品多様に コロナ禍で注目

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津布楽洋一
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 コロナ禍が長引く中、店員と客の接触がない自動販売機に注目が集まっている。自販機といえば、清涼飲料のイメージが強いが、扱う商品も多種多様となり、SNSで話題になることも多い。北関東のユニークな自販機を訪れてみた。

 商品サンプルには、とんかつソース、焼きそばソースのボトルが並ぶ。栃木県足利市錦町の月星食品前。昨年7月、ソース専門の自販機を設置した。

 月星食品は創業100年を超えるソース製造販売会社。きっかけは昨年春、コロナ禍でイベントが中止となり、仕入れていたイチゴ2トンが行き場を失ってしまったことだった。

 社内で協議した結果、デザートに使えるソースに加工して売り出すことになった。宣伝を兼ねてクラウドファンディングで資金を調達し、コロナ禍の新たな販売方法として自販機を採り入れた。

 広報担当者がインターネットを使ったPRに力を入れ、物珍しさもあってソース自販機はSNSなどで話題に。千葉県茨城県など県外からの来訪者も多く、動画や画像を撮る人たちも目立った。

 イチゴソースが予想以上に好評だったため、地元産のユズを使った「ゆずとはちみつのソース」も作った。くだものソースがきっかけになって、同社の主力商品となっている焼きそばソースなどに興味を持ってくれる若い消費者も出てきた。自販機の1カ月の売り上げは約400本に上るという。

 長沼幹雄社長は「観光客にも自販機を楽しんでいただきたい。自販機を通して地域貢献ができれば」。

 水戸市中国料理店「香香」は6月初め、自販機で手作りの冷凍ギョーザの販売を始めた。コロナ禍で客が減った。アクリル板で客席を仕切るなどの感染防止対策はしているが、コロナを気にして外食自体を避ける客が多い。

 店頭に置いた自販機は24時間使える。スマホ自販機を写す姿も目立つ。1日で完売するほど売り上げは好調という。オーナーの前川和彦さん(52)は「予想以上です」と笑顔を見せている。

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