中国旗と並ぶ赤いアップル データ囲う思惑、米に危機感

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西山明宏=貴陽、編集委員・峯村健司、福田直之 宮地ゆう
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 中国南西部にある貴州省の省都・貴陽市から、車で南に1時間ほど。緑が広がるのどかな場所に、突然巨大な建物が現れた。中国国旗と並び、米アップルの旗が翻る。リンゴのモチーフはよく見る薄いグレーではなく、赤だった。

 周りを見渡すと低い山が取り囲む。建物はほとんどなく、人気は少ない。巨大な入り口の門では、警備員が頻繁に外に出てきて周囲を警戒し、門の前の公道を歩いただけの記者にその場を立ち去るよう求めてきた。

 国有企業「雲上貴州」の「iCloud貴安データセンター」は先月稼働を始めた。ここにアップルのクラウドサービス「iCloud」の中国国内のデータが保管されている。利用者の電話帳、写真やメモ、アプリなどが含まれる。

習近平氏「データ握ったものが主導権握る」

 アップルと貴州省政府は20…

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    奥山晶二郎
    (サムライトCCO=メディア)
    2021年6月21日12時56分 投稿
    【視点】

    データの囲い込みのニュースを見るたび思い出すのは、コンサル会社のケンブリッジ・アナリティカが個人情報を不正に入手して、トランプ氏の当選を後押ししたとされる事件です。 実害としてわかりやすい表面化していたのは、中国をたたいている側だった